ただの寒がりなのか?それとも冷え性なのか?
自分自身はどっちなんだろう?と頭を抱えた方も多いはず。
そんな方々向けに3分でわかるチェックリストをご用意しました!
目次
1, 末端冷え症(冷え性)とは
冷え症は女性に多い悩みのひとつで、成人女性の半数以上は冷え症で悩んでいるとも言われています。 とくに手足の先など体の中心から離れた部分が冷えると訴える場合が多いものが末端冷え症と呼ばれています。
冷え性の種類と原因について、詳しくはこちらをご覧ください。
とはいえ、皆さんの中には、「自分は、寒がりだから…」という人も多いのではないでしょうか。 単なる寒がりなのか、冷え性なのかは、意外と大切です。
中には夏場や春先であっても冷えを感じる方もいらっしゃいますが、これは体温調整が上手くいかず、熱を放出しすぎてしまうために冷えてしまう、という場合もあります。 また、春先で少し風が肌に触れただけでも震えるような冷えを感じる人は、内臓に問題がある場合もあります。
このように、単なる「寒がり」は治す必要がありませんが、「冷え性」は場合によって治療が必要にもなるのです。 「寒がり」というのは、純粋に寒さを感じやすい人のことなので、厚着をしたり、暖かい環境にいたりすればいいのですが、「冷え性」の場合はそうはいきません。 冷え性の人は、「体内」に原因がある場合があり、自分の周りの環境を暖かくしても改善せず、体が冷えてしまうのです。 大抵は部分的な冷えに過ぎませんが、原因が分からないまま悪化してしまうと、冷えのために寝付けず睡眠障害を引き起こすなど、いろいろなトラブルにも繋がります。
2, もしかして末端冷え性?症状のサイン
「手足が冷たい」「しもやけができる」「体が寒い」など冷えの感じ方も人それぞれです。 では、末端冷え性なのか簡単にセルフチェックしてみましょう。
ぜひ、普段、どのようなシーンで冷えを感じるのか、思い出しながら、チェックをしてみてください。
2-1, 冷え性のタイプ
末端冷え性は大まかに3つのタイプに分けて考えることができます。
2-1-1, 自律神経が原因のタイプ
月経周期と関係なく、気温の低下に過敏に反応して「冷え」を訴えるタイプです。 このタイプの方は自律神経の失調により、冷えを感じるものです。
2-1-2, ホルモンバランスが原因のタイプ
月経時やその後の10日間程度、周期的に見られるタイプです。 このタイプの方は黄体ホルモンに夜体温上昇作用が消失したことにより、冷えを感じるものです。
2-1-3, 年齢に伴うタイプ
更年期やそれ以後の女性に見られるタイプです。 このタイプの方は、女性ホルモンの変化や欠陥の老化に伴う血流障害などが関係して、冷えを感じるものです。
2-2, 簡単冷え性チェックリスト では、冷え性かどうかをチェックしてみましょう。
・手足がすぐ冷たくなる。
・手足がしびれることがある。
・しもやけやあかぎれが出来やすい。
・肩が冷えやすく、痛むことがある。
・月経痛がひどい。
・上半身に汗をかきやすい
・トイレが近い。
・熟睡できないことが多い。
・風邪を引きやすい。
・爪の色が悪い、爪が折れやすい。
・平熱が36度以下である。 ・寒がり、あるいは暑がりである。
以上が、要チェックすべき12項目です。
皆さんは、12項目のうち何個当てはまりましたか? もし、3つ以上当てはまる方は、冷え性である可能性があり、要注意です。
3, すぐに出来る!暮らしの中の予防法
先ほどのチェックで3つ以上、当てはまった方、 特に「手足が冷たくなる」や「寒がり、あるいは暑がり」は末端冷え性の典型的な症状です。
体が冷えてしまうと、体調または、精神的にいろいろな不調が表れます。 こちらでは、すぐに出来る予防法を紹介します。
3-1, 食事
冷たいアイスやジュース、生野菜、果物などは体を冷やしてしまいます。 そのようなものの大量摂取は避け、体を温める生姜、ネギなどをバランスよく、体の中から暖めていきましょう。
3-2, 入浴
寝る前に38~40℃くらいのお湯にゆっくりつかると、手足の血の巡りがよくなります。 みぞおちまでつかる半身浴や、くるぶしまでをお湯につける足湯もオススメです。
3-3, 服装
靴下の重ね履きや、毛糸の下着、腹巻などの工夫で、ひえから体を守りましょう。 締め付けのきつい下着などは、血の巡りを悪くしてしまいます。 そのような締め付けのきついものは避けましょう。 特に上半身に汗のかきやすい人、のぼせのある人は下半身を上半身の温度差がある方が多いです。 下半身を暖めるように日頃から心がけましょう。
3-4, 運動
冷え性は全身の血の巡りが悪くなってしまうことが大きな原因です。 また、瘦せ型の人や、過度なダイエットのために筋肉量が減少し、血流が悪くなってしまうのも要因として挙げられます。 こういった血行の改善のためには、簡単なウォーキングやストレッチなどが効果的です。 冷え性の方は、ついつい家に閉じこもってしまう方も多いでしょうが、改善のためには、適度な運動を心がけましょう。
4, まとめ
いかがでしたでしょうか?
体が冷えると、血流が悪くなったり、肩こりや腰痛の原因にもなります。 また、体が冷えることによって表れた不調から、他の不調が表れる可能性があります。 上記に記載した予防法以外にも、漢方薬や、マッサージなども効果的です。 こちらのチェックシートでアラートが立った方、症状がひどくなってしまうその前に、ぜひ自分の冷えと向き合い、悩みを解消させましょう。