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もう悩まない!辛い足が冷える原因と対策3選!

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皆様の中には、長い間、足の冷えに悩まされて、冷え性の対策をしているのになかなか改善されない…そんな方はいらっしゃいませんか?
もしかしたら、間違った方法で逆に冷えやすい体を作ってしまっているかもしれません。
本記事では、効果的な足の「冷え」対策を一挙にご紹介します。

 

 

目次

1, 足の冷えの原因

足の冷えは、運動不足などで筋肉量が少なくなってしまい、血流が悪くなってしまうのが原因と言われています。
筋肉量の少ない女性に多く見られる症状なのですが、近年では運動不足や生活習慣の乱れにより男性にも増え続けています。
筋肉量が少ないと筋肉の収縮が小さいため、血液を運ぶポンプの力が弱くなり血液の流れが悪くなってしまいます。

1-1, 血液循環の滞り

日常生活に潜む足の冷えとは関係性が無いと思い、何気なくしている行動が、自ら血液の循環を悪くしているということもあるので、どんな行動が危険なのかをお伝えいたします。

 

1-1-1, 靴下の重ね穿き

足が冷えるからと何枚もの靴下を履いていませんか
一時的には足の先が温まり、効果を感じるかもしれませんが、その状態が続くと足の指の動きが制限されてしまい、血流が悪くなり冷えやすくなってしまいます。

また、温まった後もずっと靴下を履き続けていると、足の裏に汗をかいて
体温を放出しようとして、逆に足を冷やしてしまうことになります。

 

1-1-2, ヒール靴の常用

ヒール靴には足首の角度を固定してしまう傾向があり、ふくらはぎの筋肉を十分に動かすことが出来ず、血流を滞ってしまうことがあります。
足先から上半身へと血液を循環させるのがふくらはぎの筋肉なのです。
ふくらはぎの筋肉は歩くと伸縮し、これがポンプの役割を果たして足先から上半身へと血液を押し上げています。
しかし、ヒール靴を履くことによりふくらはぎの筋肉が十分に伸縮できないため、下半身の血行が滞りやすくなってしまいます

1-1-3, 長時間座ったままでいる

オフィスワークで1日中座ったまま、通勤が車やバス、電車などを利用しているため1日の中で歩く距離が少なかったりしませんか?
歩く距離が短いと足裏への刺激が少ないため血流が流れにくくなります。
歩いたり走ったりすることで、足先に血液を流すことがとても大切なのです。

 

 

1-2, 運動不足

足が冷える原因として大きく考えられるのが運動不足です。
筋肉は血流循環をサポートしていますが、運動を行わないと筋肉が使われないので、体内の血流が悪くなってしまいます。
それにより、体が冷えやすくなり冷え性になるのです。
また、運動をすると体温が上がり、それに伴い体全体が温まります。
運動によって体の各部分が酸素を必要とするため、心臓が激しく鼓動して血液が体内に循環され、酸素を運ぶ役割を果たしているのです。

そのため、運動をすると血行が促進され、体が温まり冷え性になりにくい体になります。

 

 

1-3, ストレス

ストレスが溜まっている自覚がなくても、体は悲鳴を上げているかもしれません。
仕事やプライベートで悩みはありませんか?
ストレスが原因となり自律神経が乱れてしまうことが冷えの原因になります。
自律神経には私たちが意識しなくても、体温を一定に保とうとする働き、血液を流す働きなどの体を動かす為に必要な働きを行っています。
そのため、自律神経が乱れると体温調整がうまくいかなくなってしまいます。

「たかがストレス」と考えず、ストレス発散や休養をとることを大切にしていきましょう。

2, 対策

ここからは、効果的に足の冷えを解消する方法を紹介させていただきます。

2-1, 足を使った運動

足の冷えの症状が軽いうちは、足先だけの冷えで済みますが、足先の冷えが悪化していくと徐々に足の甲が冷え初めます。
さらに足首、ふくらはぎとどんどんと広がっていき、最終的に下半身全体の冷えに繋がります。
そうなってしまう前に、足を使った運動で、冷えの辛さを改善していきましょう。

 

 

2-1-1, 太もも

手軽にできる運動としておすすめなのがスクワット運動です。
スクワット運動で一番使うふとももには大きな筋肉があり、この筋力を使うことにより、血流がよくなります。

スクワットの方法は脚を肩幅に広げ胸を張ります。
息を大きく吸いながらゆっくり3~4秒かけて、太ももが地面と平行になるくらいまで腰をおろしましょう。
そして息を吐きながら、ゆっくりと腰を上げます。
10回をワンセットとし3セット行ってみましょう。

2-1-2, ふくらはぎ

ふくらはぎの動きを活発にして末端にまで血を通いやすくする運動をご紹介します。
この運動をすることにより、足先までだいぶポカポカになるのを実感できるはずです。

立った状態で壁やイスを利用し、つま先立ちになり、かかとを上げます。
まずゆっくりと10回かかとを上げます。
次につま先の上げ下ろしを行います。
こちらも、ゆっくりと10回を2セットずつ行ってください。

2-1-3, 指

足の指の運動としておすすめしているのは、足指じゃんけんストレッチです。
足の指は普段動かすことが少ないので、この運動だけでも抹消血管への巡りを高めてくれますし、足裏の筋肉への刺激にもなります。

方法は、指を丸めてグー、開いてパー、続いてチョキとリズミカルに足の指を動かしてください。
チョキは足の指では難しいので形を決めてイメージで行ってください。
1分間をワンセットとし、2セットずつ行ってみましょう。

 

2-2, 靴下選び

足の冷えの解消に欠かせないアイテムは靴下ですよね。
ですが、靴下ならどれでも良いという訳ではありませんので、冷えに効く靴下選びをご紹介します。
まずとても大切なことは締め付け感のない靴下にしましょう。
なぜなら、締め付けのある靴下を履いてしまうと、足先までの血行がますます滞ってしまい、冷えてしまうからです。
そして、靴下の素材は絹がおすすめです。絹は、吸湿性、保湿性、放湿性に優れており、常に快適な状態を保ってくれます。

 

 

2-2-1, 5本指ソックス

5本指ソックスを履くことで一本一本の指が自由に動かすことができ、動くたびに足の指の間がずれることによりマッサージ効果が期待できます。

また、足の指同士で隣に抑えつけられることも無く、足の指をシッカリ開けることにより、血行をよくしてくれます。

2-2-2, 弾性ストッキング

弾性ストッキングは、元々は医療用につくられたものですが、近年では美容の効果も注目されています。
足首、ふくらはぎ、太ももを段階的に圧迫することにより、血流を止めず心臓から足先までスムーズに循環することができ、冷え改善が期待できます。

弾性ストッキングは血流だけではなく、リンパの流れも良くしてくれるので、足のむくみ改善にも役立つのは嬉しいところですね。

医療用弾性ストッキング“ベルサナスキンケア”は医療用でありながらとても薄く、
デザイン性が優れているので見た目では弾性ストッキングとは気づかれにくく、普段使いにおすすめです。
ハイソックスタイプ、ストッキングタイプ(太もも)、パンティストキングと長さも選べ、カラー展開は黒とベージュがありますので、ご使用用途やお好みに合わせてお選びいただけます。

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2-3, 足浴

足の冷えの改善策として足浴をご紹介させていただきます。
体の血液循環に大きく関わっている足は、足浴により機能を回復できます。
そして、足裏第二の心臓と言われるほど多くのツボがあり、足浴により血行が良くなるのだけではなく、肝臓の機能活性化や免疫力の向上にもなるのです。

足浴は手軽にできるうえ、体にとって嬉しいことが多いのです。
足浴の方法は、洗面器やバケツを用意し、38度~42度くらいのお湯をくるぶしより少し上までためて、椅子やソファーなどに腰かけ入浴します。
時間は15分~20分で、お湯が途中で冷めてきたら熱いお湯を足し適温を保つようにしましょう。

 

3, 足の冷えの影に隠れた病気

実は、足の冷えやしびれは、重大病のサインである可能性があります。
万一、疑いがある場合早期発見が行えるよう、どんな病気が隠れているかを紹介させていただきます。

 

3-1, 閉塞性動脈硬化症

脚の動脈が狭くなったり、詰まったりして、血液が流れにくくなる病気です。
初期症状は下肢のしびれ、冷感があります。
動脈硬化症は、全身の病気ですが、これらの症状は脚の片側だけに現れることもあり、
左右の脚の冷たさに差が生じ脚を重ね合わせると分かりやすいです。
症状はふらつき、痛みがありますが、潰瘍ができてしまったり、壊死してしまう場合もあるので、疑いがある場合は、早めに医療機関の診察をうけるようにしましょう。

 

3-2, 脊柱管狭窄症

症状として腰痛を初め、足のしびれ、下半身の異常などがあります。
そして、悪化すると歩行障害や排尿障害を引き起こし、手術するケースもある恐ろしい病気なのです。
脊柱管狭窄症は冷えることにより悪化しますので、腰を冷やすような服装はなるべく避け、毎日ゆっくりとお風呂で温まるなどの対策が必要になります。

 

4, まとめ

足の冷えから発症する病気もありますので、「たかが足の冷え」と思い、放っておかず、簡単に取り組むことのできる「運動」や「靴下選び」から、足の冷えを改善して健康な体を目指しましょう。

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