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弾性ストッキングの正しい履き方はこれだった!下肢静脈瘤の対策にも

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むくみ対策に弾性ストッキングを買ったはいいけど、正しい履き方ができているかわからない… その通り、正しい履き方をできないと効果が出ないどころか逆効果になることだってあるんです。 正しい履き方を知って、効果を最大化させましょう。

1, 弾性ストッキングとは?

弾性ストッキングとは「むくみの解消」「足が軽くなる」「引き締め、足が細く見える」「足が快適で、履き心地が気持ちいい」 など製品ごとに、さまざまな特長や機能性がアピールされている商品です。
多くの医師がむくみや下肢静脈瘤の改善や予防に効果的と言っているように 正しく使えば非常に有効なアイテムとなります。

 

2, 医療用と市販品の違い

その中にも、医療用と言われるものと、市販品の二つがあります。 医療用は高額なものが多いですが、足のむくみに対して非常に効果的な作りになっていて効果も出やすく、 市販品は手軽に買うことはできますが、適切なものを選ばないと効果も得られません。
医療用と市販品の違いについては<医療用弾性ストッキングと市販のストッキングの違いは?>こちらに詳しくまとめました。

3, 弾性ストッキングの正しい履き方

正しいものを買うことももちろんですが、正しい履き方をしなければ効果は得られません。 医療用の弾性ストッキングには様々なタイプがあり、それぞれに正しい履き方がありますので、タイプごとに解説をしていきます。 弾性ストッキングの効果は「履き方にかかっている!」と言っても過言ではありません。

 

3-1, 全体を均一に伸ばして履く

医療用弾性ストッキングにはいろいろなタイプがありますが、どのタイプにも共通している使い方のポイントは、全体を均一に伸ばして履くことです。 シワが寄ったり、一部分が厚くなったりすると、そこにかかる圧迫圧が高くなりすぎて、血行が悪くなって痛みが出たり、腫れたりすることもあるからです。 いちばん履きにくい部分は、かかとです。まずかかとの部分まで裏返し、平らにしてから足を入れるとよいでしょう。 「すべりのよい生地でできた足カバー(フットスリップ)を使うと、履きやすい」 患者様のなかには、こう言われる方もいます。製品によっては、足カバーがセットになっているものもあります。 最初は難しくても 次第にコツをマスターして上手に履けるようになります。

 

3-2, ハイソックスタイプの履き方

ハイソックスタイプを上手に履くためには、まず上端が丸まらないようにします。 丸まると、ひざ下部分が強く圧迫され、血行障害を起こすこともありますので注意が必要です。 ひざ下いっぱいまで伸ばすと、足を曲げたときに丸まりやすくなります。ひざ下2cmほどのところを上端位置にして、全体が均一の厚みになるように伸ばしてください。 手の平で上下にさするようにすると均一にしやすいでしょう。 最初からひざ下まで上げてしまうと、ふくらはぎ部分の厚みが均一になりにくくなります。 上端に両手の親指を入れ、少しずつ上げていくとよいでしょう。

 

3-3, ストッキングタイプの履き方

ストッキングタイプは、ズリ落ちに要注意です。 ズリ落ちて上端部が丸まって太ももにくいこむと、赤く腫れて痛むこともあります。ストッキング用のガーターやバンドを使うなど、ズリ落ち防止を工夫してください。 ただし、バンドの圧迫力が強すぎると、かえって血行障害を起こすこともあります。どうしても落ちてくるときは、パンストタイプにするとよいかもしれません。 3-4, つま先がないタイプの履き方 つま先がないタイプの場合、下端部分が丸まったり、上方向にズレたりしないようにしてください。足の甲が強く圧迫されると、甲から足指にかけて水分がたまり、 むくみがひどくなることもあるからです。 必ず甲の上まで伸ばし、足指だけが出るように着用してください。下端がどうしても上がってしまう場合は、つま先のあるタイプに変えるとよいでしょう。

 

4, こんな時は使用中止して!

ここまでは正しい履き方を見てきましたが、下記のような場合には使用を中止した方がいいです。 ご自身の健康を損なったり、さらに症状を悪化させる可能性もありますので、ぜひ気をつけてくださいね。

 

4-1, 足に痛みや痺れが出た

脱いだとき、足に赤く跡がついているかどうかを見てください。正しく履けていれば、赤い跡はつかないはずです。正しく履けていなければ、先に説明したような履き方を実行してください。 正しい履き方をしていても痛みやシビレが消えないときは、血行障害を起こしてい ることがありますので、できるだけ早く、専門の病院やクリニックを受診してください。

 

4-2, かゆみや炎症がある

使用中、足の皮膚にかゆみやかぶれ、炎症が出ることがあります。 製品のなかには糸の素材や編み方によって硬いザラツキがあるものもあり、履いているうちにかゆくなるようです。 普段からむくみの強い人は、 皮下にたまった水分中の老廃物で皮膚細胞がダメージを受けます。 そのために皮膚が弱くなっていることが多く、注意が必要です。 かゆみやかぶれ、炎症が起こったときは 絶対に爪でかかないようにしてください いったんかき壊してしまうと、治りが遅くなります。

 

4-3, つま先から出ている足の指や甲が腫れる/むくむ

つま先のないタイプは、ムレにくく涼しいという利点があります。反面、ストッキングから出ている足指や甲がむくむなどの症状も発生しがちです。 特に、サイズが小さい場合は要注意です。 サイズが小さいとかかとの方向に引っ張られて、露出する部分が多くなります。その結果、圧迫されていない露出部分に水分が集まってくるようになり、むくみやすくなるからです。

 

4-4, きつくて履けない/脱げない

圧迫圧が高くなればなるほど、硬さや厚さが増します。それに応じて、履きにくさや脱ぎにくさも感じられます。 そんな時は、 普段使っている薄手のストッキング(弾性ストッキングでなくてもかまいません)を履き、その上から医療用弾性ストッキングを履くことも1つの方法です。 重ね履きすると滑りがよくなり、着脱しやすくなります。

 

5, まとめ

今回は弾性ストッキングの正しい履き方を中心にまとめました。 せっかくの有効なアイテムですから、使い方を間違えないようにしましょう!

 

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