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腎臓の病気かも?腎臓とむくみの密接な関係を暴く!

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むくみにはいろいろな種類があり、夕方になるとむくんで翌朝には戻っているようなむくみもあれば大きな病気のサインとなっているむくみもあります。特に腎臓とむくみは密接な関係を持っています。

今回は、むくみと腎臓の関係、病気がある場合にはどうやってチェックをしたらいいのかを専門医の指導の元で、解説をしていきます。

1, むくみのメカニズム

むくみとは端的にいえば、皮膚が膨らんだ状態のことです。

膨らみ方には大きく分けて2種類があり、皮下に水分がたまりむくんでいる状態と、皮下に水分以外のドロドロとした、血や膿、腫瘍などがありむくんでいる状態があります。

前者は「押すとへこむむくみ」であり、後者は「押してもへこまないむくみ」です。それぞれの発生する原因に関しては
<むくみの原因を徹底解剖!あなたにあった改善策もご案内!>こちらで解説をしています。

 

2, 腎臓の役割

むくみにはすぐに治るものとそうでないものがありますが、内臓に関する大きな病気のサインとなるむくみもあります。

その際に密接な関係を持つ臓器が「腎臓」です。むくみでひどくてお医者さんに診てもらったら腎臓病の検査を勧められた方も多いはずです。むくみと腎臓の関係性を説明する前に、まずは腎臓の役割について学びましょう。

2-1, 水分の調整

腎臓の大きな役割の1つが、水分の調整です。

実は体内の臓器でもっとも血液が流れてくるのが腎臓です。心臓から動脈を通って体の細部まで流れた血液は静脈を通りながら老廃物を回収して心臓に戻ってきます。

その際に、腎臓は血液中の老廃物をろ過して尿として身体の外に排出する役割があります。つまり、腎臓は血液の状態・水分と大きな関係を持っているのです。

 

2-2, 他にもあるたくさんの機能

他にも腎臓にはたくさんの役割があります。

腎臓には体内の総ナトリウム量(塩分)や血管の外へ水分の染み出す力となる浸透圧、さらに血液を弱アルカリ性に保つなど体液のバランスを調節する作用、造血機能や血圧を調節するホルモンを分泌する作用、活性型ビタミンDを作ってカルシウムの吸収を助ける作用など数多くの働きがあります。

 

3, むくみは腎臓の病気のサインかも

腎臓は血液や身体の水分量と密接な関わりがあることはご理解いただけたかと思いますが、それ故、むくみにも密接な関係があるのです。腎臓の病気が隠れているのか、それともそれ以外に起因するむくみなのかは、まず簡単に2種類の方法でチェックができます。

 

3-1, むくむ場所を要確認

まずはむくみの出る場所を確認してください。
むくむ位置によって原因が異なる場合が多いためです。

 

3-1-1, 脚の場合

身体でもっともむくみが出やすい場所はやはりです。

脚は心臓からもっとも下にあり遠い位置にあります。そのため、血液が心臓に戻る時に重力の影響を受け血流が停滞しやすいのでむくみにつながります。

ずっと立ち仕事をしていると脚がむくむのはこの原理のためです。このむくみの場合には、重力に起因する言わば誰にでも発症するむくみのため、腎臓の病気との関連性は比較的薄いです。

 

3-1-2, 手や顔の場合

手や顔にむくみが出る場合には病気の可能性があります。

前章でもお伝えした通りですが、手や顔に関しては重力の影響を受けないため、なんらかの内臓の病気が発端となりむくみが発生している可能性が高いです。

腎臓に関するものの場合には4章でご説明しますが、尿のチェックである程度の判断ができる場合がありますので確認してみてください。

 

3-2, いつむくむかを要確認

むくむタイミングによってもどのような原因でむくみが発生しているのか確認することができます。

 

3-2-1, 夕方にむくみ朝には元に戻る

このタイプのむくみの方は、主に脚のむくみにお悩みの方ではないでしょう?

このタイプの場合にも、内臓の病気の心配はあまりありません。夕方にかけてむくむのは、重力で血液が脚に溜まっており、朝起きると戻っているのは寝ている時の体勢が横になっているため血液が下に溜まらないためです。

 

3-2-2, 一日中むくみが出ている

このケースの場合にはどこかしらに病気が隠れているかもしれません。

姿勢により、むくみが消えたり場所が移動するものは血液や水分の移動に伴うむくみですので、大きな心配をしなくても良いのですが、常にむくみが出ているということは恒常的に悪い部分があるというサインかもしれませんので、専門医療機関での検診をおすすめします。

 

4, 尿のチェックでわかる腎臓の病気サイン

3章のチェックポイントが当てはまった方は尿のチェックをしてみてください。腎臓は利尿を司る臓器ですので、腎臓の状態は尿の色に分かりやすく現れます。

 

4-1, 褐色のような濃い色の場合

尿が褐色のような濃い目の色をしている場合には腎臓で血液をろ過している糸球体や尿細管など腎臓の中で出血している可能性があります。

 

4-2, 鮮やかな赤い色が混じる場合

鮮やかな赤い色が混じる場合は膀胱(ぼうこう)や尿管など腎臓の外で出血している場合が多いのです。

腎臓からの出血だと腎臓がんを心配する方が多いと思いますが、急性腎炎でも出てきます。どちらにせよ早急に医療機関で診察を受けるようにしてください。

 

4-3, にごりや泡立ち

タンパク尿の場合、尿が濁ったり泡立ったりすることが多くなります。

むくみに関係するタンパク尿で最も多いのが腎性タンパク尿です。糸球体でろ過された尿には、タンパク質のような大きな物質はわずかしか出てきません。しかし、この糸球体の異常により、普通は出ることはないアルブミンのような大きなタンパク質が尿中に排せつされてしまうと、血液中のタンパク質が減ってしまい、薄くなった血液の水分が血管の外へ染み出やすくなってしまうのです。これは症状がなくても、糖尿病や膠原病(こうげんびょう)などによる慢性腎臓病が隠れていること知らせる重要なサインです。なお、生理的なタンパク尿もあり、発熱や妊娠、激しい運動でも一時的に出ますので、すべてが異常というわけではありません。


5,
まとめ

今回は腎臓とむくみの関係についてまとめました。

ただのむくみと思って侮らず、心配な方は専門の医療機関での検診を忘れないようにしてくださいね。

 

 

 

 

 

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