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実は深い関係性!むくみが出たら気をつけたい病気5選!

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実はむくみは病気のサインになっている場合があります。
身体になんらかの異常があるわけですからむくみが出ているため、しっかりとした知識を元に専門医療機関での受診がおすすめです。

目次

1, むくみと病気の関係

内臓の病気と身体のむくみには大きな関連性があります。

ただのむくみだろうと思って侮ることなかれ。

中には重い病気が隠れているケースもありますので、自分のむくみがどんな種類なのか、しっかりと確認する必要があります。
具体的にどんな病気が潜んでいるか解説をする前にまずは大まかにどのような理由でむくみが発生するのかを見ていきましょう。

1-1, 体内の血流や水分が原因のむくみ

まずは血流や水分に関連するむくみです。これは基本的には押すとへこむことが特徴です。

このむくみの場合には軽度の病気や生活習慣に起因するものから、内臓の重たい上記のケースもあります。軽度の場合には日々のケアで治るようなものも多いですが、病気が隠れている場合もあるので専門医療機関に一度行ってみることがいいかも知れません。

 

1-2, リンパ液など水分や血液以外に起因するむくみ

次に、リンパ液など、水分以外のドロドロとしたものがたまり、むくみとなっているケースです。

 

1-3, 外傷性のむくみ

外傷性のむくみはその名の通り、骨折や打撲にともなうむくみです。
このケースはむくみの原因がわかりやすいかと思います。

 

2, むくみの原因になり得る病気

それでは本題の、むくみの原因になり得る病気をご紹介していきます。

 

2-1, 下肢静脈瘤

下肢静脈瘤とは、脚の血流が停滞し、それがむくみとなって現れる病気です。

足は心臓からもっとも遠い位置にあるため、静脈を通って心臓に戻る際に大きな重力を受けます。それを支えて心臓へ押しもどす役割があるのが静脈弁ですが、何らかの理由で静脈弁が機能しなくなると、上に登る血流を支えるものがなくなるため逆流が起き、血液がたまることでむくみが発生します。

下肢静脈瘤の仕組み

 

2-1-1, 下肢静脈瘤かどうかの見分け方

下肢静脈瘤には特徴があります。

・むくむ場所→脚に局所的

・むくみを押すと→へこむ

・血管がボコボコと浮き出ている

というような特徴が見られる場合には下肢静脈瘤の可能性が高いですので、こちらの記事を合わせてご確認ください。

下肢静脈瘤の原因と予防について【専門医監修で徹底解剖】

 

2-2, リンパ浮腫

むくみの箇所を指で押してもへこまない場合には、リンパ液がたまりリンパ浮腫となっている場合があります。これはリンパの流れが阻害されたため、リンパ液が溜まってしまうためにそこがむくみとなって現れるものです。

またリンパ液にはたんぱく質が豊富に含まれているため、水分よりもドロドロしていますので、「押してもへこまない」むくみに当たります。

リンパ浮腫は主に外科手術の後に発生することが多いため、手術後にへこまないむくみの症状が出たら要チェックです。

 

2-3, 甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症とは、体内で甲状腺ホルモンが十分に生成されず、身体の代謝が悪くなる病気です。

甲状腺機能低下症を発病しているかどうかはむくみの種類や場所をチェックすることである程度見極めることができます。

・むくみが顔や手に出る→足に局所的ではなく、顔や手にむくみが出ている場合には甲状腺機能低下症の疑いがあります。

・夕方だけ、ではなく常にむくむ→夕方から夜にかけてむくみ、朝には直るタイプではなく、日常的にむくむ場合にも発症の可能性があります。

 

2-4, 肝臓の病気

中々イメージが湧かないかもしれませんが、肝臓の病気もむくみにつながります。

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれていて、あまり表在化しません。しかし、体内にはアルブミンという物質があり、これは肝臓で作られます。

このアルブミンは血液の中に含まれ、血中の水分を保持する役割があります。そのため、何らかの理由で肝臓でアルブミンが作られなくなり血中のアルブミン濃度が下がると水分を保持出来なくなり、毛細血管から水分がしみ出すためむくむのです。このアルブミンが作られなくなる原因になるのが、肝臓の病気ですから、むくみと肝臓は大きな繋がりがあります。

 

2-4-1, 肝臓浮腫

まずその代表的なものが、肝臓浮腫です。

アルコールは肝臓で分解されるのですが、大量のお酒を飲んだり、アルコールの分解機能が落ちるような症状になると肝臓浮腫としてむくみが出ます。

 

2-4-2, 肝硬変

肝硬変などの重症肝障害が起こると、アルブミンの合成が出来なくなり腹水や足にむくみが出ます。

 

2-5, 心臓の病気

心臓は血流を司る臓器ですから、もちろんむくみと関係があります。

心臓の血液を押し出す力、血液を引き戻す力が何らかの理由で弱くなると、全身の血流が滞るためにむくみが発生しやすくなるのです。

2-5-1, 心不全(心臓弁膜症)

心臓には血液の流れを作るポンプの役割がありますが、この力が落ちてしまった状態が「心不全」です。

心不全にも種類がありますが、むくみに現れる心不全は「心臓弁膜症」と呼ばれるものです。この病気を発症すると腎臓への血流が停滞して尿が作られなくなるだけではなく、血液が全体に停滞をするためむくみに繋がるのです。

また右心不全でもむくみが発生しますが、右心室は全身に行き渡った血液を引き戻すポンプの役割がありますので、それが機能不全に陥ることで、足の血液が停滞するためです。

 

3, まとめ

むくみと病気の関係についてまとめました。

心配が少しでもある場合には、専門の医療機関での検診を忘れないようにしてくださいね。

 

 

 

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