下肢静脈瘤の初期症状には一体どのようなものがあるのでしょうか?
発症の疑い、不安がある方はぜひ本記事をご覧になって確認をしてみてくださいね。
目次
1, 下肢静脈瘤とはどんな病気?
下肢静脈瘤とは足にある血管内で血液が逆流をしたり停滞をしたりすることで血管が膨張する病気のことです。 日本人の1000万人に発病の疑いがあると言われており、その中でも女性の患者さんが大部分を占めます。 原因の多くは、遺伝、性別、立ち仕事、出産など多岐に渡ります。
発病の原因について詳しく知りたい方は
<下肢静脈瘤の原因と予防法について【専門医監修で徹底解剖】> こちらをご覧ください。
2, 下肢静脈瘤の危険性
いざ病院で検診を受けてみても、そのまま放っておくという診断を受けるケースもあります。 しかし、下肢静脈瘤は自然治癒しないため、そのままにしておくと症状は悪化します。悪化をしていくと、下腿色素沈着や潰瘍形成につながり 重症化をしていきますので適切な治療を受けることが必要です。
<下肢静脈瘤は病気です!治療の必要性と放置のリスクについて>
3, 下肢静脈瘤の初期症状
下肢静脈瘤には症状進行の段階があります。 どんな病気でもそうですが、症状の初期段階で治療をすることが非常に重要です。 下肢静脈瘤の初期症状は大きく分けて7つのものがありますので、1つでも当てはまるものがある場合には 専門の病院での検診をお勧めします。
3-1, 足がむくむ
下肢静脈瘤の実に80%の方にはむくみの症状が見られます。
むくみの種類にはたくさんのものがありますが、下肢静脈瘤の症状となる可能性があるものは 「脚に局所的」で、「押すとへこむ」タイプのむくみです。
詳細はこちらで解説をしています。
<下肢静脈瘤の原因と予防法について【専門医監修で徹底解剖】 >
3-2, 足がだるい
足にだるさを感じることも下肢静脈瘤のサインとなります。 足に血液が溜まってきているためそれがだるさを引き起こします。 特にふくらはぎの付近のだるさが、午後から夕方にかけて強くなるようでしたら 下肢静脈瘤の初期症状となっている疑いが強いです。
3-3, 寝ている時に足がつる
足がつること(こむらがえり)が寝ている時に発生することも初期症状の1つです。 筋肉の疲労や栄養不足など、つる原因は多々ありますが、血液の循環が悪くなっていることも つる原因となります。
3-4, 熱感がある
血液が停滞して溜まっている状態が続くことで熱っぽく感じることがあります。 熱っぽい時に火照っているような感じを受けます。
3-5, 足がかゆくなる
かゆみが出てきたり、湿疹が出てくることがあります。 1種の皮膚炎のため、症状が進行すると皮膚が硬くなり変色をしてきます。
3-6, 足が痛い
下肢静脈瘤を発症されている方の中には、夜に眠れないほどの痛みを感じる方もいらっしゃいます。 程度はあれども、足に痛みを感じることは下肢静脈瘤の1つの特徴です。
3-7, 血管が浮き出てくる
下肢静脈瘤を発症している血管が表皮に近い部分の場合、血管が浮き出てきて目で確認できるように なります。浮き出る血管の種類や進行具合によって発病している下肢静脈瘤の症状名が変わります。
<【症例多数】抑えるべきは4つ!下肢静脈瘤を症状別に解説!>
4, 初期症状が現れている場合は?
上記の初期症状に当てはまるものがある場合には、専門医での検診をお勧めします。
またその際には治療をしっかりと受けるようにしてください。自然治癒する病気ではないため、診断から数年経って重症化したために辛い毎日を過ごしている患者さんもいらっしゃるようです。
下肢静脈瘤の検診を受けるにあたってお勧めの病院は
<【ドクター推薦】下肢静脈瘤の専門病院 8選!特徴まとめ>こちらでまとめています。
5, まとめ
いかがでしたでしょうか?
繰り返しになりますが、どんな病気でも症状の初期段階で治療を受けることが大切です。初期症状に思い当たる点がある方はそのままにせずに検診にいくようにしてくださいね。