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【保存版】むくみの解消方法はこの6つで決まり!

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なんだか足が重たい、だるい。女性を毎日悩ませる「むくみ」

手軽にできるような解消方法はないのかなぁ?と思った方も少なくないはずです。今回は治療を必要としないタイプのむくみの解消方法をお伝えします。

目次

1, むくみの種類

一概にむくみといえども、その種類は大きく分けて2つあります。

日々のケアで解消が可能なむくみもあれば、専門医での治療が必要となるむくみもありますのでまずはご自身のむくみがどちらのタイプに当てはまるのか検証が必要です。

 

1-1, 日々のケアで解消できるむくみ

日々のケアで解消できる対応できるタイプのむくみは一般的に「押すとへこむ」むくみです。

このむくみの主な原因は皮下に溜まった水分です。毛細血管などから染み出した水分が、皮下の細胞組織の間に入り込み、それが原因で表面が膨らみます。

このタイプの場合には、身体に病気があると言うよりも、日常生活に問題があるケースが多いため改善方法を熟知すればある程度は解消することができます。

(下肢静脈瘤と言う病気が潜んでいる場合もありますので、それは<【徹底解剖】本当は怖い下肢静脈瘤!その原因と予防法を探る>をご覧ください。)

1-1, ケアでは解消できないむくみ

一方で普段のケアでは解消できないむくみがあります。

それは「押してもへこまない」むくみです。

押してもへこまないむくみの場合、水分がたまっているわけではなく、リンパ液のようなドロドロとしたものがたまっています。そのため押しても反発をし、へこまないのです。このむくみの場合には、ケアで治るものではなく、リンパ浮腫や甲状腺機能低下症などの病気が潜んでいる可能性がありますので、侮ることなく専門医療機関へ受診をするようにしてください。

 

2, むくみの解消方法

それでは、「押すとへこむむくみ」を対象とした、日常でも簡単にできるむくみ解消ケアをお伝えします。

何よりも継続して行うことが大切ですから、無理なく選べるものを選択してくださいね。

 

2-1, 水分を取りすぎない

まず初めは水分量の調整です。
水分は摂り過ぎると血液が過剰に水分を含みそれがしみ出すためむくみにつながります。

いろいろな体の現象を考慮すると、「飲み水」として必要な水分量は1日約1~1.5リットルです。

水分とむくみの関係をもっと詳しく知りたい方は<水分の摂りすぎでむくみに!正しい水分の摂り方はこれ!>をご覧ください。

 

2-2, 漢方薬

水分が体に溜まりすぎるとむくみになりますが、身体の水分量を調整しているのは腎臓と尿です。

摂取した水分は尿として排出する必要があります。その際にその働きを助けてくれるのが、漢方薬です。

漢方薬にもたくさんの種類がありますが、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)や、五苓散(ごれいさん)が代表的なものとして挙げられます。

今回取材をした医療機関では、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)をおすすめしており、その効果は五苓散の数倍とも言われているようです。

2-3, マッサージ

マッサージもむくみ解消に効果的です。

むくみが発生しやすいふくらはぎの筋肉をマッサージすると、筋ポンプ作用により足の血流がよくなります。

足のむくみの場合、その多くが血流の停滞に伴うものですので、定期的にマッサージをしてあげるようにしてください。

また、脚の付け根や鎖骨の下、脇の下、には大きなリンパの通り道があり、ここをマッサージしてあげるとリンパの流れが促進されるためむくみが楽になるケースが多いです。

 

2-4, 弾性ストッキングを履く

日常的にできるケア方法として代表的なものが弾性ストッキングを履くことです。

弾性ストッキングがむくみを楽にするメカニズムは、ストッキングの着圧によりふくらはぎをはじめとした脚の筋肉が引き締まり、筋ポンプ作用が効果的に機能するためです。

適切な弾性ストッキングの選び方は

・自分のサイズにあったものを選ぶこと

・足の甲、足首の着圧が一番強く、上に行くに従って弱くなっていること

・抗菌、抗臭作用のあるもの

などです。

 

こちらでも詳しくまとめています。<医療用から一般用まで!おすすめ弾性ストッキング10選!>

 

2-5, 運動をする

毎日の運動を心がけましょう。

運動をすると全身の血流が活性化しますし、代謝もよくなります。
また、全身の筋肉量が増えることでむくみ解消のメリットが2つあります。

1, 代謝が上がる
→筋肉量が増えると代謝が上がります。代謝がよくなると基礎体温が上がり、汗をかきやすくなるため、むくみの解消に効果的です。スポーツ選手にあまりむくみが発生しない理由の1つでもあります。

2,  筋ポンプ作用が活性化する
→ふくらはぎなど足の筋肉が鍛えられると、足から心臓へ血液を押し戻す力(筋ポンプ機能)が強くなります。そのため足に血液が溜まりにくくなり、足のむくみが解消されます。

また、むくみに表在化する「下肢静脈瘤」という病気になる一番の原因は「肥満」です。肥満にならないためにも、日々の運動はとても大切です。

 

2-6, 食べ物に気をつける

最後は食生活です。

普段の食生活からむくみの改善を意識するのであれば、基本的には魚と野菜を中心としたメニューにするといいでしょう。その中でも、効果的な栄養素は以下の通りです。

・ポリフェノール

→ブルーベリーやワイン、大豆食品に多く含まれる

・ビタミンB1

→うなぎ、たらこ、玄米などに多く含まれる

・ビタミンB6

→マグロ、カツオ、さんまなど魚類全般に多く含まれる。

 

ワインには多くのポリフェノールが含まれているため、むくみの解消に効果的ですが、アルコールは飲みすぎるとむくみに繋がります。アルコールには血管を拡張させる効果があるので、血流が停滞するのです。何事も適量を忘れないようにしましょう。

3, まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。

自宅でも簡単にできるような改善策をまとめましたので、ぜひ日々のむくみ解消に役立ててくださいね。

 

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